【賭博堕天録カイジ 和也編】カイジの中で実際にやってみたいゲームって、やっぱりこれだと思う

極限状態において、人間の悪い面がすべて引き出される。全ての友情は偽り。

よくもまあ、こんなゲームが考えられるもんだ。
「友達が大事!」、「親友が一番!」なんて、言葉がもろくも崩れ去るだろう。

友情確認ゲーム「救出」は、クリアするたびに所持金が倍になっていくゲームで、光山らの所持金が約2千円だったため、16回クリアするとおよそ1億円となりゲームは終了する。
ただし、途中で失敗や、仲間の裏切りに会うと頭が砕かれて死亡する。ちなみに裏切った者は、その時点での獲得賞金を独り占めできる。
裏切るつもりはなくても、裏切られて自分が死ぬかもしれないという恐怖から、疑心暗鬼に陥り、友情を破滅へと導く怖ろしいゲームだ。

生まれたときから真の友人ができない和也の心の闇が生み出したゲームと言えるだろう。

結局のところ、人間は自分が一番かわいいというところか。

その人間の正直な部分が、極限状態だとはっきり表れやすいという和也の考え方。

おそろしい。

 

仲間を犠牲にしたら大金が手に入り、地獄のような貧しいからも抜け出せるとしたらどうだろう。
これはね、ゲームの参加者が3人とも男性というところが大事。
男の友情ってのは、女性の友情と比べて強いという考え方が多い。

その昔、脳の実験で、男同士の友情が太い頑丈なロープのようなものだとしたら、女同士の友情は何かあったらすぐ切れる糸のようなものだったらしい。
女の友情はそれだけ薄っぺらいということ。

女性はよく親友同士だからといって、お揃いの物を身に着けたり、彼氏に対してもペアルックやツーショット写真をやたらと撮りたがる。
これは、友情や愛情を形に表していないと、糸のように細い絆がいつ切れるか不安なのである。
多くの女性は、お揃いの物を身につけて、ようやく親友だという絶対的安心感が得られている。

これに対して男性は、お揃いの物など身につけなくても、親友とは太い心の絆でつながっているのでペアルックなど必要ない。
男性は、真の友情に近いものを作り出せるため、女性と比べて友情が壊れにくい。

とどのつまり、(←カイジでよく使われる言い回し)
女性は簡単に裏切るのである。

作者はこのポイントをおさえていて、友情確認ゲーム「救出」が行われる前に、男女の恋人同士の救出ゲームなるものも行われていたが、女の方は早い段階で男を裏切る。
はじめは、男が女を助けようとして犠牲になろうとするが、女は愛してると言いながらも終始自分本位で相手のことは一切考えない。
生々しい女性の本性を見て、われわれ男性は知らなきゃよかったと後悔するのかもしれない。

ただ、そんな女性にも強い絆を持てる存在がある。

それは、我が子である。

まぁ、あくまで一実験結果らしいので、信じるか信じないかは自己で判断してほしい。
それに、女々しい男もいれば、芯の強い女もいるので人によりけり。

「救出」は非常にシンプルなゲームだが、シンプルな分、奥が深い。
そのせいか、やたらと心理描写が長く、雑誌で読んでた人たちは話がなかなか進まなくて歯がゆいところがあったかもしれない。
私は単行本で一気に読んだので、そこまで展開の遅さは気にならなかったが、このようなシンプルなゲームがこんなに長くつづくとは思わなかった。ただ、その分、人間の黒い部分が見事に描写されている。

今回も和也がいい味を出していておもしろい。
光山、チャン、マリオの友情はなかなか強いものの、和也はうまく悪い方向へ誘導して壊していく、まさに心理戦。これがマインドコントロールか。

心理学の観点からいったら、うまく要所をついているのかな。
私は、心理学を専攻してなかったから全くわからないけど、専門家の意見も聞いてみて楽しみたいもんだな。うん。

とどのつまり、

女性は恐ろしい。

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